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┃ ┣Q 子供のころに太っているとやせにくいの? ┣Q 肥満って遺伝するの? ┣Q 水を飲んでも太る体質なのですが… ┣Q 便秘の人はやせにくいの? ┣Q もしかしたらリンゴ型肥満かも。どうやって判断する? ┣Q 生理前は太りやすいって本当ですか? ┣Q 「やせ日」があるときたのですが… ┣Q ダイエット中に貧血で、体調を崩したことがあるのですが… ┣Q 生理不順なのですがやせにくい体なのでしょうか? ┣Q 体が冷えているとやせにくいッてホント? ┣
体質・体調
Q 子供のころに太っているとやせにくいの?
A 脂肪細胞が増えているので、やせにくいことは確かです。
肥満には「脂肪細胞肥大型と「脂肪細胞増殖型」の2タイプがあります。前者はひとつひとつの細胞が大きくなってしまうもの、後者は脂肪細胞の数が増えるものです。やっかいなのは脂肪細胞増殖型で、1度増えた脂肪細胞の数は、減ることはありません。子供のころに必要以上の栄養が与えられると、増殖型になってしまうそうです。ことに脂肪細胞は妊娠末期の胎児期、乳児期、それと思春期には急速に増えると考えられれいます。子ども時代にふとっていた人は、ちょっと注意したほうがいいかもしれません。けれど、”脂肪細胞が人より多い”といってもきちんとした食生活と適度な運動をすれば、きちんとやせられますので、ご心配なく
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Q 肥満って遺伝するの?
A 遺伝よりその家の生活習慣が主な原因
両親ともに肥満の場合、80%の確率で子どもは太っているそうです。両親とも肥満でないのに子どもが太っているケースは、たったの10%しかありません。 肥満の遺伝子というものもあって、脂肪細胞から分泌される食欲抑制物質のレプチンに対する反応が悪いと太るといわれています。でも、遺伝子の因子は太る原因の3割にしかすぎません。残りの7割は生活習慣の問題。特に、母親からは食事の量や内容、早食いなどのクセ、おやつの習慣など、「太る食生活」がそのまま受け継がれます。太る原因は後天的な要素がほとんどで、逆に肥満の遺伝子もあっても、食べすぎなければふとることはないのです。
Q 水を飲んでも太る体質なのですが…
A 水で太るというよりは、代謝が低下しているからかも
水を飲んで体重が増加するのは、単純に飲んだ分だけ一時的に体重がアップするだけです。もしくは水分の代謝がよくなくて、むくんでいる状態なのかもしれませんね。これは太るというより、代謝の問題として考えたほうがいいでしょう。ふだんから体温や血圧が低い人は、エネルギーの代謝が活発でないことが多いもの。ふだんから規則正しい生活をし、体を動かすように心がけて筋力をアップ。基礎代謝の量を高めましょう。
Q 便秘の人はやせにくいの?
A 便秘が太る原因ではありません。下剤の服用は避けて!
便秘をしているとお腹が出てくるし、なんだか体も重い…。便を下剤で排出してやせるダイエット法、まであるので、「便秘のひとはやせにくい」と思い込んでしまう人も多いはず。 でも、太るということは、体の中に脂肪が増えること。便がたまっているからといって太るわけではありません。それに肥満の人がみな便がたまっているなんてデーターもなし。むしろ下剤を頻繁に使ってやせようとするほうが、体調をくずしてしまうので問題です。
Q もしかしたらリンゴ型肥満かも。どうやって判断する?
A ウエストとヒップのサイズを測って比率を出してみて
リンゴ型肥満かどうか、どうやったらよいでしょうか。これはウエスト(ヘソの周囲のサイズ)とヒップ(回りで最も大きいサイズ)の比から分かります。W(ウエスト)/H(ヒップ)の比が男性で1.0、女性で0.8以上あったら、これはリンゴ型肥満です。 最近はさらに、リンゴ型を「皮下脂肪型肥満」と「内臓脂肪型肥満」に分ける新しい分類が提唱されています。後者のタイプが、より生活習慣病に関連があることが分かってきました。 リンゴ型肥満とは違って、若い女性に多いのが、洋ナシ型といわれる下半身に脂肪がつくタイプ。でも、下半身の脂肪は妊娠や出産のときにエネルギー源となる重要な役目があります。ムリなダイエットをして、下半身についている脂肪まで落とさないようにしてください。筋肉の引き締め運動などで、細く引き締まった下半身を目指しましょう。
Q 生理前は太りやすいって本当ですか?
A ホルモンの関係で体内の水分が多くなりがち。太るわけではありません。
生理前は黄体ホルモンの分泌が増えます。このホルモンは各細胞に水分や塩分を蓄えさせて、体をむくませたり、また脂肪の代謝を遅らせ脂肪を貯め込みやすくします。 そのためや体重は平常時より1〜2キロ増えてしまいます。しかし、生理が終わればこのホルモンは減少し、体重は元に戻ります。というのは、この体重増加分はほとんどが水分で、脂肪ではないからです。「太る」ということは脂肪が増えることをいうので、水分が増えても太ったことにはなりません。それに、生理が終わって少しすれば、むくみが取れて体重も減ってくるので、ご安心を。ただ、生理前にダイエットを始めるのは、むくみのせいで体重が増えてやる気をなくしたり、ホルモンの関係でイライラしやすいので、やめたほうがいいかも。むくみが取れたころ始めたほうが無難です。
Q 「やせ日」があるときたのですが…
A 確かに女性はやせやすい日とそうでない日があります
ダイエットをしていて順調にやせてきたのに生理が始まったとたん体重計がびくともしないという経験はありませんか?これは女性特有の生理リズムに関係しているという説もあります。生理前と生理中はやせにくい時期でもありますのでこの時期は中はダイエットの成果を気にせずに体調を整える程度に。そして、やせやすい日に集中して食事制限や運動をするといった考え方もあります。このやせ日をキャッチするためには、基礎体温をつけて生理の周期をきちんと把握し、やせ日のタイミングをとらえる必要があります。どちらにしても、ふだんから規則正しい食事と適度な運動がダイエットの基本。 生理前後で体重の変化があるのは当たり前と思って、気を楽に。減らない時期にあせらない精神状態を保つことのほうが大事です。
Q ダイエット中に貧血で、体調を崩したことがあるのですが…
A 極端な低カロリー食や無理な運動を繰り返すと危険。正しいダイエットを
極端なカロリー制限をすると、体に必要な栄養素が不足してしまいます。その際、女性の場合は生理が不順になったり、ひどい時には止まってしまうことも。やせるというより、やつれた状態になってしまうので危険です。食事は3食きちんと食べるようにしましょう。女性は生理があるので貧血にもなりやすいもの。鉄が豊富なホウレンソウやコマツナ、赤身の魚、レバーなどを献立に取り入れてください。 立ちくらみや無気力になったときは無理をした結果なので、体調が悪いときはひとまずスットプ。これまでのダイエットを振り返ってみることも大切です。体調が回復したら、また始めてみましょう。
Q 生理不順なのですがやせにくい体なのでしょうか?
A 自分自身でタイミングをつかんで、体本来のリズムを取り戻して
生理不順の人の場合、継続してリズムをつくっていくのは難しいかもしれません。一度生理がきたら,終わり間際をやせ時と考え食事調整や運動を始めてみて。それをダイエットスタートの日として、定期的に運動を組み入れてみましょう。そして、3食きちんと食べる、睡眠をよくとるなど、自然なリズムをつくっていきましょう。栄養バランスのいい食事と適度な運動で体を活性化すれば、体も本来のリズムを取り戻すはず。ただ、あせるのは禁物。基礎体温をつけるなどして、長期戦の構えでじっくり取り組んでみては。また、3ヶ月以上生理がない場合は、医師に相談してみましょう。
Q体が冷えているとやせにくいッてホント?
Aただ単に冷えているからといって太るというわけではありません
確かに脂肪組織は熱を伝えにくく、断熱材のような役割を果たすといわれていますので、冷やすと脂肪がつきやすくなるようなイメージがあります。しかし、これはあくまでも使ってしまうエネルギーよりも摂取したエネルギーのほうが多い場合に余剰エネルギーが脂肪組織となって効率よく体を保温するということなのです。理学的には、寒い状況下に体を置くと、体温を維持するために体は熱を発散して体温を保とうとするので、快適な温度のときよりもエネルギーをたくさん使うといわれています。つまり食べ過ぎさえしなければ、ただ単に冷えているからといって太ったりはしません。 しかし、代謝が活発でエネルギーをたくさん使っている人は、体温が高くなる…ということはいわれています。常に代謝が盛んに行われている子児の体温は成人よりも高いもの。また、活動している間は体温も上昇していますので、常に活動していてからだの動きが活発な状況であれば体温が高まっているのです。逆にあまり動かず、体温が常に低いままじっとしている人はエネルギーを使わないのでやせにくいといってもよいでしょう。体が冷えていると痩せにくい…というよりも、自分の体を活発に動かさず、冷えたままにしている人はやせにくいということかもしれません。